女性社長率や幼稚園数で全国1位 データで見る徳島県

徳島県は面積の80%が山地で、東西を「四国三郎」吉野川が貫く。水や緑が豊かで、藍染めや阿波踊りなど独自の文化も発展してきた。関西圏に近接する県北東部は、四国の玄関口として存在感を強めている。

人口75万8427人(2015年7月1日現在)

面積4146k㎡(全国36位)

県内総生産(2012年度、名目)2兆8389億円(前年度比-1.1%、全国43位)

1人当たり県民所得(2012年度)272.7万円(前年度比-0.7%)

観光客入込数(2012年、実数)1039万人

徳島の観光資源

国内外から観客が押し寄せる「阿波踊り」、桃源郷とも表現される「祖谷の山里」など歴史文化と自然の両面で、観光資源が豊か。

 

(1)大塚国際美術館

大塚グループが設立。古代から現代まで、世界の名画約1000点を特殊技術でオリジナル作品と同じ大きさに複製。外国人観光客に人気の美術館で2位。

 

(2)鳴門の渦潮

鳴門海峡では潮の干満によって渦潮が発生し、最大で時速20km、直径20mもの渦潮が見られる。近年では潮力発電の調査も行われた。

 

(3)霊山寺

四国八十八ヶ所霊場の第1番札所であり、遍路者や県民に「一番さん」と親しまれている。空海が21日間ここに留まり修行をしたという。

 

(4)ドイツ館

鳴門は第一次世界大戦でドイツ兵の俘虜収容所が存在し、彼らが地元に優れた技術や文化を指導した。「第九」が日本で初めて演奏された場所でもある。

 

(5)藍の館

徳島が誇る伝統工芸・阿波藍の歴史や製法を詳しく展示し、藍染め体験もできる。大藍商であった奥村家の屋敷をそのまま利用しており、建築も見事。

 

(6)眉山

どの方向から見ても「眉」に見えるという眉山は、万葉集にも詠まれた徳島市のランドマーク。さだまさし原作の映画「眉山」の舞台でもある。

 

(7)徳島市阿波踊り

400年の歴史をもち、全国各地でも開催される徳島発祥の伝統芸能・阿波踊り。徳島市阿波踊りはその中でも最大規模で、今年8月は4日間で123万人の観客数を記録した。

 

(8)犬飼農村舞台

阿波人形浄瑠璃は神社境内の農村舞台で祭礼などとして上演されてきた。明治6年建造の犬飼農村舞台は昔のままの舞台カラクリが原型に近い形で残されている。

 

(9)脇町うだつの町並み

美馬市脇町は江戸時代、藍染めの積出し港として栄えた。400mの町並みには、豪商たちが隣家との境に設けた白いうだつ(土造りの防火壁)が残る。

 

(10)大歩危小歩危

吉野川の激流によってつくられた約8kmにわたる美しい渓谷。紅葉の名所やラフティングスポットとして人気。

 

(11)祖谷のかずら橋

三好市の山奥にあるかずら橋は、植物のシラクチカズラで編まれている。平家の落人が、追手が来た時に刀で切り落とせるようにしたという。スリル満点の観光名所。

 

(12)大浜海岸

アカウミガメの産卵地として有名で、美浜町はNHK連続テレビ小説「ウェルかめ」の舞台となった。世界でも珍しいウミガメ博物館も立地。

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