2022年度に新幹線開業 企業を呼び、人を呼び込む
新幹線開通が決まり、今後が期待される諫早市。2期目の宮本市長は、足下にある地域資源の価値を引き出し、一過性の対策にとどまらない、市の活力創出に挑んでいる。
―諫早の魅力について、どう見ていますか。
地理的には、有明海、大村湾、橘湾と3つの海に囲まれており、さまざまな海産物がとれます。ムツゴロウが有名ですが、小長井町の濃厚な牡蠣や大村湾のサザエやナマコも大きな漁獲高を誇ります。
これらを集めた収穫祭を年に1度、市が支援し開催しています。この祭は、もともとは市民の力によって「諫早」の新しい魅力を引き出し、活力づくりを進める「ビタミンプロジェクト」で始めたものです。
諫早市では、市民自らが頑張って取り組んでいるプロジェクトが数多くあります。収穫祭はとても人気のあるイベントで、今後の販路拡大にもつながりますので、市としても引き続き応援していきたいと考えています。
また、諫早市は長崎県内における交通の要衝の地です。4本の国道が交差している市というのは珍しく、鉄道も3本あり、利便性の高さが特徴です。
以前は長崎市で仕事をし、住まいが諫早市という人も多く、夜間人口が多かったのですが、最近は昼間人口が増えています。これは、ソニーセミコンダクタを中心とした中核工業団地があることが要因だと思います。企業誘致は順調に進んでいます。「諫早流通産業団地」が完売し、「西諫早産業団地」も現在、引き合いが多い状況です。
企業を引きつける「総合力」
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