逆転の発想で「地吹雪」を観光資源に

「何の観光資源もない」と嘆く地方の方々がいる。だが、都会や外国から見た時、そんな所にこそ稀有な価値がある。それに“気づけるかどうか”が地域興しのカギを握る。
text by Hideyuki Shimada

 

地吹雪体験ツアーを楽しむ台湾観光客。もんぺ、かんじき、角巻姿で、初めての雪に大はしゃぎ

青森県で、よく使われるキーワードに「もつけ」と「じょっぱり」がある。

「もつけ」とは、目立つこと、他人と違うことに熱中する人を指す。一方「じょっぱり」は、いったん始めたら、断固やり抜く青森県民特有の粘り強さを表わしている。

今回ご紹介する角田周さん(61)は、さしずめ「もつけ」で「じょっぱり」の津軽人の典型であろう。

彼は、大きな組織にも属さず、営利も求めない。郷土を愛する仲間たちと共に、周囲の反対や白眼視をも乗り越え、“地吹雪体験ツアー”を初めとする地域振興の企画を次々に実現しヒットさせた。さらには、津軽半島の観光資源の広域ネットワークの構築まで実現した。

その功績により、2003年には国土交通省の「観光カリスマ」にも認定され、県内外の地域興しのリーダー、アドバイザーとして、東奔西走の日々を送っている。

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