マーケティングとカイゼンで変える──伊原木隆太・岡山県知事インタビュー

「晴れの国」とよばれ、温暖な気候と交通の便に恵まれた岡山県。民間出身の伊原木隆太知事が掲げるマーケティング重視の戦略で、岡山が誇る「主力商品」の販売促進と、国内外におけるブランドの確立を目指す。

伊原木隆太・岡山県知事

具体的な指標で目に見える効果を

―就任から1年、岡山県の姿と基本的な政治姿勢について、どのようなビジョンをお持ちでしょうか。

"全ての県民が明るい笑顔で暮らす『生き活き岡山』"を実現する「晴れの国おかやま生き活きプラン」を掲げ、前向きに挑戦できる、明日が楽しみになる岡山県を目指しています。

基本的な政治姿勢については、私が民間からの知事就任ということもあり、「マーケティング」を重視しています。職員と共に多様なニーズを的確に把握し、求められるタイミングで、迅速に、きめ細かなサービスを提供する。また、安易に前例を踏襲するのではなく、常に「カイゼン」の意識を持つこと、困難に怯まずチャレンジすることが必要と考えています。

―「生き活きプラン」の狙いと、構想についてお聞かせください。

県知事を志して以来、一貫して「教育の再生」と「産業の振興」を訴えてきました。岡山の未来を見据えたとき、この2つは待ったなしの最重要課題であり、良い方向に向かえば幅広い波及効果と、将来への好循環を生み出せると確信しています。「生き活きプラン」は、その思いを具体化した「県政推進の羅針盤」と言うべきものです。

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