精神的な支えとなる伴侶を選べ

シードラウンド投資の代表格、サムライインキュベート。2008年から活動を開始し、アーリーステージで累計約70社に投資。毎回約1,000人を動員するSamurai Venture Summit (以下SVS、年2回)も主催しているシードラウンドの投資での注意点について聞いた。
Text by 梅木雄平(The Startup代表取締役)

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サムライインキュベートは、現在4号目のファンドからの新規投資を実施している。過去の投資先の代表例としては1号ファンドから投資したスマートフォン広告のノボットがKDDIの子会社のmedibaに約15億円で買収されたという事例が有名だ。約5,000万円で組成した1号ファンドは既にリターンは6倍強で、最終的には10倍強予想となっている。話題のスタートアップとしては2号ファンドから旅行サービスのtrippieceや採用関連のソーシャルリクルーティングにも投資している。

資金支援ではなく事業支援がメイン

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1号ファンドからの投資先であり2014年以降の上場を見据えるアイアンドシー・クルーズ。同社は、2010年にリリースした太陽光発電の導入支援サービス『グリーンエネルギーナビ』の立ち上げ構想時点から、サムライインキュベートの出資を受けている。 この案件では、サムライインキュベート・代表取締役CEOの榊原健太郎氏は、単に出資するだけではなく、社外取締役として事業立ち上げから深く関わっているという。アイアンドシー・クルーズ代表取締役社長上村一行氏はサムライインキュベート榊原氏から投資を受けたことをこう振り返る。

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