大手タミヤ、初の女性向け商品

静岡県はプラモデルで全国一の出荷量を誇り、世界的にも注目される「模型の街」。大手「タミヤ」が2011年に打ち出した女性向け「デコレーションシリーズ」が、話題を呼んでいる。

2010年の全国のプラモデル出荷額は130億8400万円、うち静岡県は119億9800万円で、全国に占める割合は92%にもなる。

静岡県の模型産業は、木製模型飛行機の製造から始まった。戦後、木からプラスチックへ素材転換し、スケールモデル(自動車・飛行機などの縮尺物)を中心に生産を拡大。キャラクター、スーパーカー、ガンダム、ミニ四駆などのヒット商品を次々と生み出し、「模型の世界首都」として世界の模型ファンが集まる街へと成長していった。

既存商品、発想を変えて・・・

スイーツ作品大集合

男性を中心とした愛好家たちをターゲットに成長してきたプラモデル市場。

その市場に一石を投じる商品が、2011年、タミヤ(静岡市・田宮昌行社長)から発売された。粘土などから本物そっくりのお菓子を作る「スイーツデコレーション」に使う着色料やツールを揃えた「タミヤデコレーションシリーズ」。女性をターゲットにした、初めての商品だ。

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