2013年8月号
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地域未来構想 新潟県

佐渡・オンリーワンの「希少ラン」 観光客減少を食い止めた秘策

月刊事業構想 編集部

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佐渡を訪れる観光客は、年々減少を続けている。現在、最も成功しているのがトレッキングだ。再訪率が高く、毎年同じ時期に集中して観光客が訪れる。その魅力は、佐渡にしかない山野草にある。

「柵がなくて大丈夫なんですか!?」

金北山山頂を通過する大佐渡縦走コースは出会う花が多く晴れていれば絶景で最も人気の高いトレッキングコース。6月でも日陰は残雪とカタクリ、そして尾根沿いにはツツジが咲いている

山梨から来たというトレッキング客が、シラネアオイの前で驚きの声を上げる。関東の山では鹿の食害防止のため、貴重な山野草は柵や金網で保護されているというが、佐渡には花芽を食べる鹿やカモシカは生息しておらず、山では注意が必要な熊も猿もいない。

佐渡は沖縄本島に次いで大きな離島で、面積は東京23区よりも広い855平方キロ。最高峰の金北山は1171.9メートルあり、縄文杉で知られる屋久島と同様に海上から吹き上がる湿った空気で常に霧がかかる植物の楽園だ。

対馬暖流のお陰で温暖のため、高緯度ながらみかんの栽培も行われている。

植物の生息域の、北限と南限が交差するため、佐渡に生息する絶滅危惧種は植物だけで111種(新潟県調べ)。特にラン科の植物群は希少で、新潟大学が継続的に調査を行っている。

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