地域密着型商品で注目を集めるプロジェクト

三重県は海と山に囲まれ、多様な自然と豊富な食材に恵まれている。その地元の資源を活かした地元密着型の商品開発プロジェクトが各地で動き始めている。

南伊勢町では、熊野灘で取れた初摘みの高級あおさを使った焼酎が生まれた。この焼酎は、地元の漁業者、農業者、養鶏家、コンビニ店主などがアイデアを出し合い、商工会、地元の高校などの協力を得て、3年の歳月をかけて開発したものだ。

高級あおさで焼酎開発 環境を活かした松阪豚

中心メンバーで販売元でもあるマサヤの代表取締役、田岡正廣氏は「伊勢志摩地域は日本一のあおさの生産地です。開発に当たり、自分達の町にあるものを活かそうと思い、あおさの知名度、健康的なイメージに着目しました」と振り返る。

田岡氏は今後、この焼酎の知名度を挙げつつ、あおさを使った他の商品とのコラボレーションをしていきたいと語った。

松阪牛で有名な松阪市は伊勢湾に面し、南西部には山地、北東部には伊勢平野が広がる。この自然がもたらす清水、温暖な気候という環境下で最高品質の豚肉「松阪豚」を生産しているのが山越畜産だ。

地元の異業種のメンバーが集い、地元産の海藻・あおさを使って焼酎を開発した(写真提供:マサヤ)

山越畜産の大江敏光氏は「全国的には生産コストの低いハイブリッド(短期)で育てる豚が増えていますが、松阪豚は味を追求した三元豚で、ロース、モモ、ショルダーなど全てにサシ(霜降り)が入る種を集めました。生育環境、飼料にもこだわっています」と自信を見せる。

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