茨城空港が提供する新たな「利便性」

地方空港として、いち早くLCCに注目した茨城空港。低コスト化に向けた独自の取組みや利便性の高いアクセスの実現により、地方空港としての競争力を高めている。

茨城県小美玉市に位置する茨城空港。東京都心から約85分の距離にある

昨年は国内にLCC(ロー・コスト・キャリア)3社が誕生し、日本のLCC元年と言われた。LCCとは、あらゆる手法を使ってコストを切り詰め、サービスをシンプルにすることで、低運賃を実現した航空会社である。

地方空港としてLCCにいち早く注目し、首都圏のセカンダリー空港として期待されるのが茨城空港である。茨城空港は、2010年に開港。現在はスカイマークの札幌・神戸便、中国のLCC、春秋航空の上海便が就航している。

搭乗にはタラップを利用し、ボーディングブリッジ(搭乗橋)の設置・維持管理費用を削減

茨城空港は、さまざまな方法で低コストを実現している。例えば、一般的な空港ではボーディングブリッジ(搭乗橋)を利用して搭乗するが、茨城空港ではタラップを利用する。こうした工夫を積み重ね、茨城空港はコストダウンを図り、成田・羽田空港に比べて着陸料を30%も割安にしている。

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