優れた「理系人材」を生み出す文化
理数教育の充実に向けた取組みは、小学校から始まっており、それは中学・高校にも続く独自の教育方針となっている。
茨城県が進める科学技術を支える人材の育成は、着実に芽吹き始めている。
日本の科学頭脳が集積する茨城県では、「日本をリードする『科学技術創造立県いばらき』」を標榜。「いばらき科学技術振興指針」を策定し、その中で「次代を担う子どもたちの理数教育戦略」を掲げ、茨城ならではの人材育成事業を実施している。
理数教育の充実についての取組みは、小学校から始まっているのが特徴だ。「小学校理科教育推進事業」では、理数好きの子どもの裾野を広げることを狙う。
県内44市町村にモデル校を設置して、5・6年生を対象に小学校では珍しい理科の教科担任制を実施し、理科授業を充実させるものだ。理科の学力向上と「中1ギャップ」の解消を目指している。
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