世界交流首都・京都を築く
京都府・山田啓二知事インタビュー
全国知事会会長でもある山田知事。日本の伝統の中心と言える古都・京都のもつ知財、ブランド力を強化し、「世界の交流首都」へと昇華させるべく、オール京都で大きな構想を展開している。
―地域活性化に向けて、京都府ではどういった取組みを行ってきたのですか。
山田 各地域が持つ固有の力を活かすためにも、まず骨格となる基盤整備に力を入れてきました。
これまで京都には、南北を貫く背骨となる高速道路がなく、中北部の活性化が遅れていました。いよいよ2014年度には、京都縦貫自動車道が全線開通します。それによって、地域間の交流が飛躍的に拡大し、地域ごとの成長戦略を具現化することができます。
現在、京都の力をさらに発揮するための施策を推進する段階にきています。その一つが「みやこ構想」です。
「みやこ構想」で地域の夢や希望を育む
―「みやこ構想」では、どういったビジョンを描いているのですか。
山田 各地域が持つ資源を活かし、すべての地域が「みやこ」として輝くことを目指して、府内全域で14のプロジェクトを立ち上げています。
今、世の中には、非常に閉塞感が漂っています。そうした中で、行政の役割の一つは、各地域に目標を与えて、みんなでしっかりと夢を共有できるようにすることです。各地域にどのような夢や希望があるのかを検討した結果が、14のプロジェクトにつながりました。
各地域が、自分たちの地域にある食材や自然、ものづくりのすばらしさを知り、夢の実現に向けて努力をすれば、未来が開けると考えています。
―具体的には。
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