2013年10月号
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ヘルスケア・ビジネスの革新

アメリカ型予防医療、日本でも

上符正志(銀座上符メディカルクリニック 院長)

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日本は皆保険制度により医療費自己負担が3割だが、アメリカは10割負担。医療費の自己負担が少ないことが日本人の健康に対する意識を低くしている点は良く触れられる所だ。"自分の体は自分で守る"アメリカ型予防医療が日本でも進みつつある。

アメリカ型"自分で考える医療"

アメリカにおける自己破産理由のトップは医療費によるものだ。アメリカでは公的な保険制度がなく、医療費は10割負担。日本は皆保険制度により、医療費の自己負担は3割。アメリカの医療は予防医学が中心で行政、企業、民間人のすべてに「健康は予防で守る」という認識がある。日本の病院のような施設は富裕層しか通わない。

日本で予防医学という学問は20年前には存在しなかった。上符正志氏は渡米して現地の最先端の予防医学を学び、"アンチエイジング"という言葉とともにそれを日本で広めた先駆者の一人だ。

「アメリカでは医療に対する視点が日本とは全く異なります。サプリメントを飲むのは常識で、日本では販売ができないメラトニンやDHEAなどのホルモン系のサプリメントも薬局で簡単に購入することができます。ただし大切なことは全て自己責任で選んでいることです。日本もインターネットで薬を購入する時代になり、アメリカ型の"自分で考える医療"に近づいてきています」 日本の健康保険も限界に達し、予防医学に舵を取り始めた。サプリメントの市場規模は7,000億円に達し、自らの健康のために投資する人が増加している。わかりやすい例はミネラルウォーター。現代日本人は水道水を飲まず、ガソリンよりも高価なミネラルウォーターを購入している。体に良いことをしたい、体に良いものを食べたいという"予防医学"思考が芽生えてきている一例である。

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