出芽率改善へ 砕土率をリアルタイム計測する新技術を農研機構が開発
(※本記事は「JAcom 農業協同組合新聞」に2025年4月7日付で掲載された記事を、許可を得て掲載しています)
農研機構は、耕うん時の土壌の砕土率をリアルタイムで計測するシステムを開発した。この計測システムにより、トラクタの運転席モニターで砕土率をリアルタイムで確認できるようになり、耕うん状況に応じた作業速度の調整など、作業能率の向上と出芽率改善効果が期待できる。
近年、食料安全保障の観点から大豆、麦等の国内生産の重要性が高まっている。これらの作物の生産性向上のためには出芽率の向上が必要であり、出芽率には砕土率が影響するとされている。
砕土率とは、土壌中の土塊で長径が20mm未満の土塊が占める割合を重量ベースで表したもの。砕土率が低い、つまり、大きい土塊が多い状況だと、種子と土壌との密着が悪 くなるため出芽率が下がり、収量にも影響する。
続きは無料会員登録後、ログインしてご覧いただけます。
-
記事本文残り64%
月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!
初月無料トライアル!
- 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
- バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
- フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待
※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。