「カルピスじゃぐち」で親子の原体験を創出 アサヒ飲料が仕掛ける体験型ビジネス構想
(※本記事は「食品新聞」に2025年6月28日付で掲載された記事を、許可を得て掲載しています)

蛇口をひねると冷たい水で割られた「カルピス」が出てくる――。
このような非日常的な特別な蛇口があれば、親子のほか設置先の誰もがワクワクするとの思いから構想されたアサヒ飲料の新・飲料機材ビジネスが「カルピスじゃぐち」。
機材と業務用「カルピス(希釈用)」(1Lパック)をホテルなどの設置先に提供して、機材レンタル料と「カルピス」商品代を回収するビジネスモデルとなる。7月1日から実証実験が開始される。
飲み物の価値を引き上げる体験価値の創出と新たな顧客接点の創出が狙い。
6月24日、発表会に臨んだ未来創造本部CSV推進部の鈴木学Sustainable Drinks推進特任部長は、体験価値の中でも「カルピス」ブランドの特徴を踏まえ子どもの頃の原体験を重視。

「これまでなかなか接点が築けなかったところに入り込んでいった上で、飲み物を単に提供するだけではなく、お客様に対して飲み物の可能性を最大化すべく体験価値を提供していく。特に『カルピス』ブランドの育成には良質な原体験が最も大事」と鈴木氏は語る。
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