都ホテルズ&リゾーツ 奈良公園に隣接する史跡「東大寺旧境内」に宿泊施設建設を計画
宗教法人東大寺と株式会社近鉄・都ホテルズ(以下「近鉄・都ホテルズ」)は、史跡「東大寺旧境内」の一角に宿泊施設の建設を計画することを2月5日に発表した。東大寺が所有する土地に、近鉄・都ホテルズが建設し、運営を行う。2028年秋に開業予定だ。
東大寺は、奈良時代に聖武天皇の発願で建立された華厳宗の大本山で、世界最大級の木造建築とされる大仏殿と「奈良の大仏」として知られる盧舎那仏を本尊とする寺院。ユネスコ世界文化遺産「古都奈良の文化財」にも登録されており、年間約300万人の観光客が訪れる、日本を代表する寺院の一つだ。
宿泊施設の建設予定地は、近鉄奈良駅から徒歩10分、奈良公園に隣接するとともに、かつて西大門が建っていたとされる史跡「東大寺旧境内」の一角にあたる。古都奈良の中核エリアだ。約12,000㎡の敷地に、土地の形状や起伏を生かした庭を中心として、その景観を囲むように、文化財や史跡に配慮しながら、延床面積約3,500㎡の低層の建物を分散して配置する計画だ。
客室数は25室前後を予定しており、奈良市の中心にありながら、喧騒から離れた静寂の中で上質な宿泊体験を提供する。さらに地元食材を取り入れた食事や、地域の歴史や文化に触れる体験、近鉄グループ各施設と連携したコンテンツ等を通じて、奈良観光の魅力向上と発信を担う施設を目指す。
近鉄・都ホテルズは、1890年(明治23年)に開業した遊園「吉水園(現ウェスティン都ホテル京都)」をルーツとし、130年以上の歴史と伝統、ブランド力を強みとする。「都ホテルズ&リゾーツ」として、『繊細な心配りと培われた品位が生み出す心あたたまる時間』をブランドコンセプトに掲げ、近畿圏を中心にホテル・旅館を展開している。東大寺旧境内に建設予定の宿泊施設は、奈良市内において近鉄・都ホテルズが運営するものとしては、「奈良 万葉若草の宿 三笠」「奈良・春日奥山 月日亭」に次ぐ3軒目となる予定だ。