エアロシールド 「有人空間の滅菌」の発想から新事業を創出

「エアロシールド」は、ティッシュボックスサイズほどの小さな箱型機器を取り付けるだけで、部屋中の浮遊ウイルスを安全に紫外線で減少させられる製品だ。新型コロナウイルス感染拡大を機に、注文が殺到。同社は今年3月に富士通ゼネラルと資本提携し、量産・メンテナンス体制を整えている。

木原 寿彦(エアロシールド株式会社 代表取締役)

紫外線でウイルスを除去する「エアロシールド」

「エアロシールド」は、紫外線の中でも最も効果が高いとされているUV-C(紫外線C波)を室内上部に水平照射し、自然対流により空気が循環することで、人がいる空間でも24時間安全に空気環境対策ができる製品だ。

紫外線照射装置「エアロシールド」

発売以降、医療や介護施設、公共施設や食品工場など、高いレベルでの空気環境維持が求められる施設を中心に導入が進んでいたが、新型コロナウイルス感染拡大を機に、空港、鉄道施設などの公共交通機関、コールセンター、オフィス空間など、人が多く集まる場所への設置が一気に進んでいる。

空港やショールームなど、1000施設以上に設置

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