フードテック企業の構想力 日本発のスタートアップ5選

フードテックの領域は幅広く、経営資源との掛け算で、様々な新規事業のチャンスが生まれる。豊かで健康的な食生活を実現するAIヘルスフードテックサービスや、食品工場の効率化に貢献する人型協働ロボット、廃棄野菜を有効活用した防災備蓄品など、注目すべきフードテックを紹介する。

 

ウェルナス
個別栄養最適食「AI食」

ウェルナスは信州大学発のフードテックスタートアップ。これまで、信州大学の研究成果に基づいた世界初となるナス由来コリンエステルを関与成分とするサプリメントの販売を行ってきたが、新たに、食の機能を個々人ごとに個別最適化する「AI食」事業を始動している。

2023年1月にリリースしたアプリ「NEWTRISH」は、利用者が設定した目標(健康・美容・運動機能・学力など)に関連する生体データと、摂取した食事に含まれる栄養素データを日々記録し、独自の解析アルゴリズムで生体データに影響する栄養素を分析、生体データを改善するために栄養素を最適化した個別栄養最適食「AI食」の情報を提供する。

個々人の体質やライフスタイルに寄り添った、健康を含めた自己実現目標を達成するための「食」を提供することで、健康意識の高い人だけでなく、若年層の食育と強い体づくり、中高年の生産性向上、高齢者の健康寿命延伸などへの貢献を目指すという。

AI食提案アプリ「NEWTRISH」

 

全文をご覧いただくには有料プランへのご登録が必要です。

  • 記事本文残り77%

月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!

初月無料トライアル!

  • 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
  • バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
  • フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待

※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。