2023年は「大変革」の前夜 原点を見つめ直し発想を磨く

医学・行政・ビジネスの観点から医療・ヘルスケア業界の事業戦略を考える本連載。昨年末は複数の生成系AIが世間を賑わし、デジタル技術の社会実装が現実味を帯びた。医療制度の疲弊も露呈しつつある今、2023年は社会変革の起点になるのだろうか。

ハイブリッドが主流になる
2023年は「革命前夜」

新しい年が明け、新たな構想を練っている方も多いと思います。2023年最初に執筆する回となる今回は、2023年がどのような年になるか、そして2030年に向けて社会がどのように変わっていくと考えているのか、経済的な視点だけでなく筆者自身の考えも入れながら新規事業開発に役立つよう、お話していきます。

読者の皆さんがこの記事を読むときには2023年になって1か月くらいが経っていると思いますが、2023年はどのような年だと感じていますか? 筆者は、一部が徐々にコロナ前に戻ってきたものの、コロナ禍で進んだデジタル化が戻るわけではなくハイブリッドとして進んでいるところも多いと感じています。例えば、セミナーなどはリアル開催が戻ってきていますが、昔はリアル会場だけだったものが、今はリアル会場+オンライン配信のハイブリッドになっています。このように、ここ3年間でデジタル化が進み、リアルでよかったことはそのまま継続され、よくなかったところはリアルもあわせて新しいやり方に変わっていくのではないでしょうか。このあたりを2023年のテーマとしてみると、筆者は「革命の前夜」のような感覚でとらえています。というのも、テクノロジーの進歩が特に2022年末くらいから急激に社会実装されているためです。

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