ひと本位主義の経営 「つくるひとをつくる」会社に

大阪市に本社を置く三和建設は「つくるひとをつくる」を経営理念に、ひと本位主義の経営に取り組んでいる。他社との差別化で顧客に選ばれる会社となるため、食品工場や危険物倉庫などに重点を置く事業を展開。2023年からは、ひとづくりに資する社員寮を建設する事業も始まっている。

森本 尚孝(三和建設 代表取締役社長)

顧客に選ばれる会社を
目指し、事業分野を絞り込み

三和建設は1947年に三和木材工業として創業し、1954年には三和建設に社名を変更。総合建設会社として企業の生産・物流施設、マンション、商業施設などの建設工事や官公庁の土木工事で多数の実績を積み重ねてきた。

創業家出身で4代目社長の森本尚孝氏は大手ゼネコン勤務を経て、2001年に入社。2008年に、代表取締役社長に就任した。森本氏は「社長就任から4~5年程経った時期に、会社の方向性で大きく舵を切りました」と振り返る。

かつての三和建設は誠心誠意、顧客の要望を汲み取り「何でもできる」という経営方針だったが、これを転換。顧客に選ばれる会社となるには、他社との差別化や強みが必要と考え、事業分野を絞ることを決めた。

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