個人株主と上場企業を繋ぐ 三井住友信託銀行「株主パスポート」
三井住友信託銀行が運用する「株主パスポート」が2025年度グッドデザイン賞を受賞した。紙中心で一方向であったコミュニケーション回路をデジタルで刷新し、株主と企業の関係を対話型へと変えるプラットフォームだ。開発を担当した同社証券代行部の二人から話を聞いた。
文・矢島進二(日本デザイン振興会 常務理事)

山田慶子(右)、石垣佳孝(左)三井住友信託銀行
証券代行部次世代ビジネス検討チーム
複数銘柄をスマホで一括管理
株主になると、投資先の上場企業から招集通知・配当金通知・株主優待案内などの書類が次々と郵送されてくる。6月の株主総会シーズンには、段ボール箱いっぱいになるほどの送付物が届く株主も少なくない。「開封儀式と笑って言う方もいますが、大変な労力になる」と同社証券代行部次世代ビジネス検討チーム山田慶子チーム長は言う。「株主パスポート」は、こうした煩雑さを解消し、従来にない関係を築くためのコミュニケーションプラットフォームだ。
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