「加藤のヘルスケアビジネス分類」で探る、事業のチャンス
医学・行政・ビジネスの観点から医療・ヘルスケア業界の事業戦略を考える本連載。高まる健康・衛生意識を受けてヘルスケア領域への参入を考える企業は多いが、業界は複雑で参入チャンスがどこにあるか見えづらい。今回は筆者独自のツールによる業界の整理を試みる。
医療・ヘルスケアビジネスは
大きく3つに分類できる
最近、コロナ禍の影響を受けてヘルスケアビジネス領域に新たに進出したり、進出に向けた準備を進めていたりする企業が増えているように思われます。読者の皆さんの周りではどうでしょうか? そして、そのとき一番最初に言われるのが「ヘルスケアビジネスの領域としてどのようなサービスの種類があるのか、わからない」ということです。今回は、最近筆者が『加藤のヘルスケアビジネス分類』(図)として提唱しているヘルスケアビジネスの分類を紹介し、今一度、業界の全体像がわかるよう解説します。
図 加藤のヘルスケアビジネス分類
『加藤のヘルスケアビジネス分類』では、ヘルスケアビジネスを大きく1.医療・ヘルスケア提供、2.医療機関向けシステム、3.医療者・医療関連企業サポート、の3つに分類します。現在展開されているヘルスケアビジネスは、ほぼすべてこの3つの分類のどれかになり、新しいサービスを見かけたときも、「この中のどれか?」と考えると理解しやすいでしょう。以下に、1〜3をそれぞれ詳しく解説していきます。
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