マイボトルと給水スポットを通じて使い捨てに頼らない社会の実現へ

水関連機器メーカーのOSGコーポレーションは「使い捨ては恥ずかしい」という考え方をもとに、マイボトルを持ち歩く啓蒙活動を行いながら、街中に給水スポットの設置場所を増やす「ステハジ」プロジェクトを進めている。山田啓輔社長にプロジェクトに込めた思いと取組み内容を聞いた。

聞き手 : 小宮信彦 事業構想大学院大学 特任教授、電通 ソリューション・デザイン局 シニア・イノベーション・ディレクター

OSGコーポレーション 代表取締役社長 山田啓輔氏

行動変容につなげるため
「プラ干狩り」も実施

小宮 「ステハジ」プロジェクトが始まった経緯を教えてください。

山田 会社創立50周年の2020年を翌年に控えた2019年、SDGsをテーマにした社内プロジェクトを始めようということになりました。新幹線のホームで食べ終えた弁当箱と水が半分残っているペットボトルをホームのゴミ箱に平然と捨てる人を出張帰りの社員が見て「使い捨てのペットボトルを捨てること自体恥ずかしい」と感じたことがきっかけで誕生しました。

また「ステハジ」は「さあ、みんなで、サステナブル はじめよう!」という言葉ともかけています。

現在ペットボトルは年間234億本製造されていますが、その2割ほどにあたる50億本を削減しようという目標を掲げ、2021年に大阪・関西万博の共創パートナーに参加する際に、2つの共創チャレンジに取り組むことを表明しました。

1つが、日常的にマイボトルを携行すること。そしてもう1つが、街に給水スポットを増やすことです。

小宮 マイボトルの普及を促すためにボトルを販売されているのでしょうか。

山田 実は創立40周年で同じような取り組みをした時に、オリジナルのマイボトルを作ったことがあります。ただ、それを押し付けて使わなくなってしまうと結局はごみを増やすことになってしまいます。持つ人がそれぞれ自分のお気に入りのマイボトルを持ったほうが良いだろうと考え、現在は好みのマイボトルに、よければ「ステハジ」のシールを貼りませんかと呼びかけています。

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