アイドルから心理カウンセラーへ 中元日芽香の軌跡

積み重ねた努力が開花し、大輪の花が開く兆しを誰もが感じたそのタイミングで 新たな道へと舵を切ることを決意した、中元日芽香。そのとき、21歳。 国民的アイドルグループ、『乃木坂46』の1期生として、グループを黎明期から6年にわたり支えた。 そして今、心理カウンセラーとして「多くの人に役立ちたい」とセカンドキャリアを歩んでいる。

文・油井なおみ

 

中元 日芽香(心理カウンセラー・メンタルトレーナー)

乃木坂46加入から2年
選抜入りで心が決まった

画面越しにもキラキラと輝くアイドルたち。幼い頃に憧れたという人も多いのではないか。

小学1年生からダンスを習い、4年生からは地元の芸能養成学校、アクターズスクール広島の16期生として活動していた中元日芽香。当然、アイドルを夢見ていたのかと思いきや、実はそうではなかったという。

「習い事をたくさんさせてもらっていてダンスもその中のひとつでした。受験前には辞めると思っていました」

性格的に自分で何かを決めるのは苦手。「決められたことや勧められたことを頑張るタイプ」と自らを評する。

「習い事は姉が習っているからという理由で始めたものばかり。その中でダンスだけは自ら率先して続けたいと初めて思えたものです。ただそれを仕事にしたいとは思っていませんでした」

『乃木坂46』1期生のオーデションも勧められて受けたもの。それが一次、二次へと審査は進み、思いがけず合格。まだ広島に暮らす中学3年生だった。

「当時は乃木坂46というグループが今の規模になるとは思っていませんでした。東京で高校受験をするのかな、この先、明るい未来につながっていればいいな、というくらいの感覚でした」

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