新薬創出力でグローバル企業に チームで目指す患者の笑顔

バイオテクノロジーと抗体医薬を強みとし、それまで有効な治療法が確立していなかった病気の治療薬を提供してきた協和キリン。高度な技術とユニークな視点で独自の研究を進め、高品質な製品を開発・提供することを目指す。2030年に向けた新ビジョンを掲げる同社の成長戦略を、社長の宮本昌志氏に聞く。

宮本 昌志(協和キリン 代表取締役社長)

独自の抗体技術をはじめ、多様な創薬技術を駆使し、画期的な新薬を生み出す研究開発に取組む協和キリン。先行き不透明な時代にあって、製薬企業は、約10年後に世の中に送り出せるであろう新薬の種を、いま、考えている業種だ。

同社代表取締役社長の宮本昌志氏は「未来を予測することは難しいですが、今後、デジタル化が進むことで、1つの疾患という考え方から、患者さん1人ひとりに、よりフォーカスした治療や薬が考えられていく世界になるかもしれないと思っています。遺伝子治療や再生医療は今後少しずつ増えていくのではないでしょうか」と話す。

こうした中、協和キリンは2030年を見据えた新たなビジョンとして「イノベーションの情熱と多様な個性が輝くチームの力で、日本発のグローバル・スペシャリティファーマとして病気と向き合う人々に笑顔をもたらす『Life-changingな価値』の継続的な創造を実現する」を掲げた。

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