提携とグローバル化で挑戦を継続 資産形成する人が増える2025年に
オンライン証券の先駆者として歩みを進め、2024年には暗号資産業を子会社に持つ中間持株会社コインチェックグループのNASDAQ上場を果たしたマネックスグループ。異業種との連携、新しい商品・サービスの展開を通じて、個人の自己実現と、新技術を通じて社会を変えるイノベーションに挑む。
マネックスグループは、国内におけるオンライン証券会社の草分けとして知られるマネックス証券をはじめとする企業の金融持株会社だ。1999年、インターネットの普及を見越して個人向けにオンラインでの株取引を可能にしようと創業した企業。日本において、一般の人の資産形成の選択肢を広げる大きなきっかけになった。その後、同業他社のM&Aやグローバル展開を進め、事業の幅を広げてきた。同社代表執行役社長CEOを務める清明祐子氏は、投資ファンドを経て同社に入社し、2023年6月にCEOに就任した。
「25年の歴史の中で、最近のターニングポイントとしては、暗号資産交換業のコインチェックを2018年にグループ会社化したことがあります。インターネットの普及がオンライン証券を生み出したように、ブロックチェーン技術は新事業につながると考えました」と清明氏は振り返る。コインチェックは、暗号資産取引サービス「Coincheck」を提供しており、初心者でもビットコインなどの暗号資産の取引ができるようにしている。コインチェックグループは中間持株会社を通じて、既に上場済の特別買収目的会社(SPAC)と合併する形で、2024年12月11日(米国東部時間)に米NASDAQ市場に上場した。
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