茨城県土浦市で 次世代女性リーダーを育成するプロジェクト

茨城県土浦市で
次世代女性リーダーを育成する

茨城県土浦市、関彰商事、事業構想大学院大学の三者は、男女共同参画の推進に力を入れる土浦市において、産官学連携プロジェクトとして「次世代女性リーダー育成プロジェクト研究」を開始した。

このプロジェクト研究は、多様化する社会のニーズに応えるため、女性のリーダーシップを強化し、事業構想を通じて地域社会や企業で活躍できる人材を育成することを目的としている。7月23日に、土浦市の安藤真理子市長も出席して開講式が実施され、プロジェクトが本格的にスタートした。

安藤市長は「土浦市では、女性活躍の場を広げることを目的に、専門職資格の取得支援に加え、デジタル人材育成セミナーを開催するなど、あらゆる分野における女性参入を促進しているところです。このプロジェクト研究を通して、次世代を担う女性リーダーが育成され、女性活躍の推進に繋がることを期待しています」とエールを送った。

創業116周年を迎えた茨城県を拠点とする総合商社、関彰商事は、ウェルビーイング経営の一環として、社員の多様な学びの推進や地域貢献活動にも力を入れている。これまでも事業構想大学院大学の修士課程やプロジェクト研究に社員を派遣してきた経緯もあり、本プロジェクトの主旨に賛同し、積極的に協力してきた。関彰商事の代表取締役社長 関正樹氏は、「これまでもプロジェクト研究に多くの弊社の社員が参加し、新規事業を構想する力を身に付けて職務に生かしています。当プロジェクト研究に多くの方が参加され、次世代の茨城を牽引する女性リーダー誕生につながることを期待しています」とメッセージを寄せた。

女性経営者・役員として活躍してきた、事業構想大学院大学の中島好美特任教授、田中恵客員教授が担当する。

「次世代女性リーダー育成プロジェクト研究」開講式にて
土浦市の安藤真理子市長の挨拶

茨城県内の企業、土浦市役所から研究員として参加し、1年間、事業構想の研究を行う

太田市の地域発展に
桐生信用金庫と共同で取り組む

桐生信用金庫と事業構想大学院大学が、群馬県太田市の地域社会の発展、地域人材育成に取り組む「太田新事業創出プロジェクト研究」(後援:太田市、太田商工会議所)。2023年10月に開講し、2024年7月に最終回を迎えた。

研究員は約9ヶ月で、各自の事業構想計画を策定。自社の経営資源を活かし、医療ツーリズム、空き家対策、地域交通・MaaS、DXなどの多様なテーマの事業を構想し、発表をした。

「きりしん太田スクエア」にて研究会を実施した

「夢」を持ち、成し遂げることで
企業が成長し、地域が活性化する

桐生信用金庫
津久井 真澄 理事長

コロナ禍で緊急事態宣言が出された3年前、世の中が閉塞感に包まれる中、当庫としても創業支援等の事業が進めづらい時期でした。いつも月刊事業構想を愛読していますが、群馬県にも事業構想を学ぶ拠点を作りたいと考えていて、昨年10月に「きりしん太田スクエア」にて開講を実現することができました。

日本が戦後79年の歴史の中で、立て直すことができたのは、「構想」を持って、周囲を巻き込みながら自身が成長することで、日本を成長させてきた人がいるからだと考えています。自身も経営者として会社の成長や未来を考えますが、実際に考え、行動するのは非常に大変なことです。当庫は来年、創立100周年を迎えますが、それに向けた大きな構想実現の一つが「太田スクエア」の立ち上げです。100年前に桐生で生まれた桐生信用金庫ですが、100年後に太田に移すことは誰も考えなかったことと思います。実際に実現し、新たなステップを踏み出しました。

自身が何か行動する、また自分が考えていることを変えていくモチベーションには目標や希望がありますが、一番長続きするのは、やはり「夢」だと思います。

最終発表でも研究員の皆さんが「自身の夢である」と話していましたが、「夢を見る」、そして「夢を追いかける」、最後に「夢を成し遂げる」。結果、自分たちが成長し、所属する会社が成長すれば地域が元気になる、と考えています。

新たに1万円札になった渋沢栄一さんの「論語と算盤」の書籍の中で、「正しい考えを持って、正しい行いをすることで、必ず利益は生まれる」と書いてあり、まさしくその通りです。

夢を持つ楽しさ、それを実現することの厳しさ、そして必ず成し遂げることによって成長できることと祈念しています。

 

プロジェクト研究

プロジェクト研究は、事業構想大学院大学 修士課程のカリキュラムのエッセンスを活かし、研究参加者の新たな事業構想と事業計画構築を行う1年間の研究会です。

担当教授が1年間を通じて、多彩なゲストを招きつつコーディネートとファシリテーションを行い、研究員の知見を高めながら推進していきます。

プロジェクト研究 概要

研究会:定例研究会(1回4時間、隔週24回開催、共同研究会年6回)等

形式:テーマ型/一社型

目的:新規事業、既存事業の再構築、地域活性などの構想・構想計画構築

定員:10〜15名

主担当教員:事業経験豊富な実務家教員

事業構想セミナー・説明会

セミナー、プロジェクト研究の説明会を実施しています。

事業構想トップセミナー
10/10(木)13:00~ オンライン
「組織変革の鍵は、『構想』と『自育環境の設計』にあり」
※詳細はホームページにてご案内します。

詳細・申込は事業構想大学院大学公式ホームページより