公民連携でリユース市場を開拓 メルカリの循環型社会構想

日本のリユース市場は2021年で約2.7兆円に達するが、その約3分の1をメルカリ上での流通が占めている。同社は自治体と連携した備品・粗大ごみの販売を開始するなど、循環型社会の実現やサーキュラーエコノミーへの移行を見据えた公民連携を進めている。

リユース市場は3.5兆円へ
リコマースの拡大も期待

小泉 文明 メルカリ 取締役会長

中古市場データブック2022によれば、2021年における国内のリユース市場規模(消費財販売額)は2兆6988億円、同年のメルカリの流通額は8472億円に達した。リユース市場は2022年に3兆円を突破し、2025年には3兆5000億円に拡大すると予想されている。メルカリと日本総合研究所の調査によれば、1年以上使用しておらず、理由なく家庭内に保管している不要品(かくれ資産)の金額は44兆円と試算され、潜在的なリユース市場は膨大だ。

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