研究者発意のプロダクトアウトと生活者発想のマーケットイン

世の中の多くの事業構想はプロジェクトの形を成さぬまま、社会実装は未達に終わる。ヘルスケアの構想も例外ではない。そこで、成功事例のビジネスモデルに焦点を当て、ヘルスケアマーケティングの視点から事象を問い質し、ヘルスケアビジネスの社会実装に求められる要点を検証する(全6回シリーズ)。

エビデンスベースドであることが、ヘルスケアサービスの証しであることは言うまでもない。大学研究室や研究機関が推し進める研究成果が形となり、対象顧客によって実用化され、社会実装がかなうなら、そんな喜ばしいことはないだろう。しかしながら、ヘルスケアにEvidence–Practice GAP(理論と実践の乖離)は付きものである。「正しいもの」は正しいままでは伝わらない。研究によって開発された「正しいもの」は日々の暮らしにおいて「いいもの」になって初めて、その価値が伝わる。

図 ヘルスケアビジネスの社会実装モデルの12分類

今回取り上げるのは、研究者発意/技術開発型のプロダクトアウトの考え方を、生活者発想/市場開発型のマーケットインに読み替えることで、学術シーズと市場ニーズが邂逅し、ヘルスケアサービスの実用化を成し得た大学発スタートアップ企業だ。その事例に学び、社会実装モデルを検証していきたい。

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