フェムテック産業の集積に挑む、北陸地域G to Gモデル

世の中の多くの事業構想はプロジェクトの形を成さぬまま、社会実装は未達に終わる。ヘルスケアの構想も例外ではない。そこで、成功事例のビジネスモデルに焦点を当て、ヘルスケアマーケティングの視点から事象を問い質し、ヘルスケアビジネスの社会実装に求められる要点を検証する(全6回シリーズ)。

シリーズ第5回は、ヘルスケアに係る地域課題をもって「地域がプロジェクトに共感し、地域でビジネスを共創する」事例を取り上げ、G to Gモデル(G=地域のGovernment)の本質を問うていきたい。地域振興の枕詞として使われ、ヘルスケアビジネス界隈でもよく耳にする「産官学連携」だが、「連携によって何を生み出すか」という本質についての議論を十分に行わなければ、活動内容は空洞化する恐れがある。一方、同志同胞たちが集う「地域コミュニティ」もまた、単に個々の能力を持ち寄るだけでなく、「何をするのか」、「どのように行うのか」をつきつめてこそ、実りある活動になるはずだ。そこで、ヘルスケアビジネスを核に地域振興や地域活性を成功させるために必要な議論やプロセスについて、考えたい。

図1 ヘルスケアビジネスの社会実装モデルの12分類

今回、事例検証を兼ねて紹介するのは、北陸三県の石川県、富山県、福井県に組織された「北陸フェムテックネットワーク」である。北陸地域にフェムテック産業を育成、そして集積し、北陸での展開のみならず、北陸から全国にフェムテック産業を発信することを目指している。

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