宇陀市 エストニアと連携し、過疎のまちを「スタートアップのまち」へ

奈良県北東部に位置する、人口約2万7千人の宇陀市。高原地帯にあり、山林が市全体の72%を占めている自然豊かな地域だ。同市は現在、エストニアの企業や大学とともに、全国の自治体では初となる人材育成の取り組みを進めている。その事業の特徴や今後の構想について、金剛一智市長に聞いた。

金剛 一智(宇陀市長)

宇陀市は2024年1月、エストニアの企業や大学とMOU(基本合意書)を締結した。締結相手は、自律走行配送ロボットを開発するスタートアップ企業のクレボン、エストニアアントレプレナーシップ応用科学大学、人材育成企業のNext innovation OÜ(ネクストイノベーション)の3者だ。宇陀市は3者と連携し、ロボット工学分野の高度なスキルを持つスペシャリストの育成を目的とした教育施設「クレボンアカデミージャパン(仮称)」をエストニアで開校するとともに、数年後に宇陀市内でクレボン日本支社の設立を目指している。

2024年1月、宇陀市はクレボン、エストニアアントレプレナーシップ応用科学大学、ネクストイノベーションの3者とMOU締結

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