事実を情報化する 積み重ねてきた信頼が最大の価値

人々の暮らし全般に関わる多種多様な産業のランキング情報を提供するオリコン。インターネットには玉石混交の情報が錯綜し、信頼が揺らぐ中、客観的、公平な立場から事実をデータ化し、広く提供することをミッションとする。巳年生まれの小池恒社長に、同社のビジョン、成長戦略を聞く。

 

小池 恒(オリコン株式会社 代表取締役社長)

顧客満足度の独立調査を提供
サービスの質向上にデータで貢献

音楽からスタートし、様々なランキングを長年にわたり提供してきたオリコン。現在は、保険、金融、塾、スポーツ&ヘルス、美容、ビジネス、住宅など13カテゴリで184のランキング(2024年11月現在)を、独自の顧客満足度(CS)調査に基づいて発表している。

ランキング1位になった企業を中心に、商標をライセンスし、使用範囲に応じて対価を得るというのが、同事業のビジネスモデル。

小池氏は「現在、幅広い産業においてオリコンの顧客満足度調査が浸透してきています。ランキングで1位になるには、企業コンセプトやES(従業員満足度)なども重要となっていきます。我々のデータを通して、企業がより質の高いサービスを提供していくような世界観が作れれば、大きな社会貢献になるかと思います」と話す。

同社の顧客満足度調査事業は、2003年に発刊した、患者満足度に基づいた医療ランキング本『患者が決めた!いい病院』をきっかけに、2006年から本格的にスタートした。

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