福井発のナイター陸上 市民と一体で楽しみ、陸上をもっと身近に

福井発の新たな陸上競技会「Athlete Night Games in FUKUI」が注目を集めている。満員のスタジアムを音楽やMCで盛り上げ、アスリートと観客が一体となって楽しめるナイター陸上。2020年に第2回の開催を終えた同大会の魅力や特徴について、企画・運営する福井陸上競技協会に聞いた。

日本インカレの感動を再び

2017年に日本インカレ(日本学生陸上競技対校選手権大会)、2018年に福井しあわせ元気国体・元気大会と、2つの大きな陸上競技会を終えた福井県。高まる県内の陸上への関心を継続させるべく、福井陸上競技協会が2019年に独自開催したのが、「Athlete Night Games in FUKUI」だ。

2020年開催の「Athlete Night Games in FUKUI」のポスター

会場となったのは、「9.98スタジアム」(福井運動公園陸上競技場)。2017年の日本インカレ男子100m決勝で、桐生祥秀選手(東洋大学)が日本人選手として初めて10秒の壁を破る9秒98の日本記録を樹立したことから、9.98スタジアムの愛称がついた。

夏の9.98スタジアムはホームストレートに追い風が吹く瞬間が多く、好記録が出やすい

福井陸上競技協会専務理事の木原靖之氏は、「桐生選手が9秒台を出した時の地鳴りがするほどのスタジアムの空気を忘れられません。陸上競技が観客を沸かせる。地方の競技場でもこんな力があるのかと、衝撃を受けました」と話す。

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