東北から世界を狙う起業家を支援する MAKOTOグループ
仙台を拠点に、東北の起業家支援事業を展開しているMAKOTOグループ。「人が幸せに生きられる社会」を目指し、新たな起業家の創出とエコシステムの構築に専念してきた。東日本大震災から約10年を経て、起業率全国2位となった仙台市や東北地方の起業事情について、竹井代表に話を聞いた。
復興と地域経済のために
東北の事業創造を牽引
「日本一起業しやすいまち」を目指し、起業支援に取り組む仙台市。過去5年間で開業件数が5倍に急増し、起業率は政令指定都市で福岡市に次ぐ2位となった。
「東日本大震災以降、起業の裾野が急拡大し、多様な働き方の選択肢の一つとして浸透しつつあります。規模は様々ですが、社会人や学生、主婦などの多様な人たちが『利私欲ではなく、東北のためにできることをやりたい』と新しい事業を興す動きが活発化しています」と話すのは、MAKOTO代表の竹井智宏氏。自身も震災を機に仙台市のベンチャーキャピタルを退職し、東北の起業家支援を行うため、2011年7月に同社を設立した起業家でもある。
一方で、東北は旧態依然とした産業や組織も多く、イノベーションを生むのは容易ではないと竹井氏は言う。自身もこの10年間試行錯誤を繰り返しながら、起業家が成功しやすい環境をつくることに尽力してきた。そんなMAKOTOグループが掲げるミッションは、「人が幸せに生きられる社会をつくる」だ。
「当グループは東北から強い事業をつくる『事業創造会社』です。東北に限らず、地方は経済的に苦しい状況が続いていますが、この環境を変えるには基盤となる強い事業をつくり、雇用を生み、人を育てることが欠かせません」
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