「すなば珈琲」のピンチをチャンスに変える逆転の発想とは

特徴的な名前で全国から注目を集め、鳥取県の新名所の1つとなっている「すなば珈琲」。ユーモアあふれる発想で常にピンチをチャンスに変え、地域と共に成長を続けてきた。開店前後の紆余曲折のストーリーと、未来へ向けた新たなチャレンジについて話を聞いた。

村上亜由美(ぎんりんグループ 代表取締役 有限会社SUNABA COMPANY 副社長)

知事発言の一カ月後に
開店した「すなば珈琲」

2012年、テレビ番組で「鳥取県と島根県にだけスターバックスがない」と放送されたことを受け、平井鳥取県知事が「スタバはないけど日本一のスナバはある」と発言し、話題となった鳥取県。2013年には島根県にスターバックスができたことで、鳥取県が唯一のスタバのない県となった。

村上亜由美氏が代表取締役を務めるぎんりんグループは、当時、鳥取駅前で居酒屋を経営していた。駅前周辺に大手居酒屋チェーンが軒並み出店してきたことで苦戦を強いられていたが、そんな折のスナバ発言。村上氏は「平井知事のスナバ発言を聞いた夫が、『スタバがないなら喫茶店をやろう!名前はもちろん、『すなば珈琲』と言い出したのが始まりです」と語る。

すなば珈琲の公式サイトより。「目指せ、シアトル!」のキャッチで、スタバへの対抗意識をユーモラスに表現

2014年4月、駅前の居酒屋をリニューアルしオープンしたのが、すなば珈琲の1号店だ。居酒屋閉店からオープンまで、わずか1カ月というスピードだった。オープン時には平井知事が花を持ってかけつけ、その様子をマスコミが取材。Yahoo!ニュースのトップに掲載されて大きな話題となり、順調なスタートを切った。

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