アラクサラネットワークス 庁内ネット管理効率化でスマート自治体を実現

総務省の掲げる『スマート自治体』の実現に向け重要となる庁内ネットワーク。アラクサラネットワークスでは、全国の自治体の情報政策部門に対するヒアリングから、管理業務を効率化するソリューションを開発した。

自治体の無線LAN導入は3割

アラクサラネットワークスは、快適で安心して使える「ギャランティードネットワーク」を実現する、国内トップクラスのネットワーク機器メーカー。日立製作所とNECの合弁により2004年に設立した、純国産のネットワーク機器メーカーだ。

事業の中心は、企業内のネットワーク、通信事業者やサービスプロバイダーのネットワークの核となる有線・無線の高性能ルーター、スイッチの開発、製造、販売、保守。これまでに、国内200以上の自治体へ機器を導入している。

同社・事業戦略部の小林春樹氏は「インフラ機器を提供するだけでなく、その上で使えるセキュリティ、可視化、運用管理のソリューションも提供しています」と話す。

小林 春樹 アラクサラネットワークス 事業戦略部マーケティングプロモーションG マネージャ

人口減少を背景に総務省では2040年に現在の半分の職員でも自治体のサービスレベルを維持できる「スマート自治体」を掲げている。さらに、コロナ禍で自治体のDXが差し迫った課題となっている。

同社が人口10~20万人の自治体100団体を対象に行なったヒアリングでは、ネットワークの運用管理に関し、約8割が専門業者ではなく、自分たちで何らかの管理をしなければならない状況と回答。また、セキュリティの問題から、無線LANの導入状況は約3割にとどまっている。

4つのソリューション

アラクサラネットワークスでは、自治体のDXを推進するため、ネットワークの運用管理、セキュリティの視点から4つのソリューションを提供する。

1つ目はシステムの現状把握。ネットワーク構成図やフロアごとの端末接続状態をグラフィカルに表示する「トポロジーマップ」やネットワークの接続されたIT資産の一覧表を自動生成するソリューションを提供。出先機関を含めネットワーク全体の構成や状況を可視化する。

2つ目は、管理の自動化。機器の構成情報をワンタッチで表示する他、構成図や設定情報を完成図書として出力できる。

「複数のベンダー機器に対応した運用管理ツールも用意しています。ネットワークの構成や状況を可視化することで現状把握力を向上し、完成図書などを作成することで、問題発生時の対応力のアップ、影響範囲の絞り込みを簡単に行なうことができるようになります」(小林氏)。

3つ目はセキュリティの視点で、有線と無線LANの認証基盤の共通化。そして4つ目は「どこで、なにが、いつネットワークに接続されたか」を可視化する、端末のトレーサビリティを可能にするソリューションだ。

図 2015 年度需要分野別ユニフォーム市場構成

出典:矢野経済研究所

 

「今後、総務省のガイドラインが改訂されれば、無線LANの導入が進むことになるでしょう。有線と無線LANの認証基盤の統一や端末のトレーサビリティで、モバイル導入に際してもセキュリティを担保することができます」(小林氏)。

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