長野県白馬村で「リゾートテレワーク」を実践 大自然の中で働くメリットとは

白馬観光開発では、都会を離れて自然豊かなリゾート地でテレワークを行う「リゾートテレワーク」を提案する。白馬観光開発の和田寛代表取締役社長と、その導入を決めたエビソルの田中宏彰代表取締役に、そのメリットや課題について聞いた。

和田 寛(白馬観光開発 代表取締役社長)

まち全体への波及効果も

――最初に、現在の事業内容について簡単にご説明ください。

和田 白馬観光開発は長野県白馬山麓エリアで3つのスキー場を運営する会社ですが、最近はグリーンシーズンの集客の強化を進めており、その一環としてリゾート地で日常的にテレワークを行う「リゾートテレワーク」を提案しています。今年7月からは、白馬岩岳エリアの大自然や様々な施設をワークスペースとして活用できるプラン「白馬リゾートテレワーク」も提供しています。

田中 エビソルは「"体験"をアップデートして社会に貢献する」というミッションを掲げ、飲食・観光業界のIT化やデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援する会社です。飲食店の集客力を高め、商売繁盛をサポートする予約管理システム「ebica」も運営しています。

田中 宏彰(エビソル 代表取締役)

――リゾートテレワークを受け入れる側のメリットや、受け入れ側が準備しなければいけないことは何でしょうか。

和田 まず、受け入れ側のメリットは、低稼働の時期に長期滞在のお客様に来ていただくための、1つのコンテンツになり得ることです。白馬は元々スキー場が有名ですが、近年はお客様の3割程度が外国人になっています。外国人の方々の多くは1週間から10日程度、滞在するため、宿泊施設はリビングやキッチンも備えた長期滞在を受け入れやすいものに変化しつつあります。

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