規格外のねぎを活かし6次化、安定した農業経営を実現

天候や市況に左右されやすい農業。伊万里グリーンファームでは、約20年前から『規格外』のねぎを使ったカット野菜の販売に着手。乾燥ねぎ、ねぎ塩などの加工品を次々と開発、付加価値の創出による農業の6次化を実現し、安定的な収益につなげている。

前田 清浩(伊万里グリーンファーム 代表取締役)

カットねぎの直販で
市場の不安定性から脱却

佐賀県伊万里市に約2.62haのハウスを持ち、土づくりや水にこだわった高品質の小ねぎを栽培する伊万里グリーンファーム。その品質は高く評価され、2016年3月にはANA成田・羽田発の機内食に〈伊万里香ねぎ〉が採用されている。

ハウスで収穫される小ねぎ。農産物は市場でセリにかけられ価格が決定される。扱われる市場による価格の差もあるため、先代の代表である前田氏の父は日ごとにねぎを持ち込む市場を変えていたという

伊万里グリーンファームでは、早くからねぎの直販に取り組み、規格外のねぎを使用したカット野菜の販売に着手。現在では、高品質の小ねぎを活用した6次産業化に力を入れ、独自の商品を多く生み出している。

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