2019年10月号
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地域特集 新潟県

石油暖房・加湿器トップシェア 新潟でつくる価値ある製品

吉井 久夫(ダイニチ工業 社長)

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新潟県新潟市に本社を置くダイニチ工業。石油ファンヒーターと加湿器の分野で国内トップシェアを誇る。年間100万台以上の暖房製品を新潟から安定的に出荷している。

石油ファンヒーターの製造工程。1台ずつ全数の燃焼実験を行う。右下が本社外観。ダイニチ工業の石油ファンヒーターは一貫して新潟で生産されてきた

製品を進化させ続々投入

ダイニチ工業の主力製品である石油ファンヒーター。その最大の特徴は、「気化器」と呼ばれる装置を使用し、灯油を気化する燃焼方式を採用している点にある。気化器から噴出される気化ガスの量に応じ、燃焼用空気が自動的に調整されるため、着火が早く、火力の大小にかかわらず常に安定した青炎燃焼(自律燃焼)を可能とした。また、石油暖房機器の弱点であった、独特の臭いの発生を抑制していることも強みだ。スイッチを切ると「バンッ」という音とともに消火機構が作動。これにより、消火時の臭いがほぼなくなる。

ダイニチ工業製石油ファンヒーターの心臓部となる気化器(ブンゼン式)

これらは、ダイニチ工業製ヒーターの強みとしてユーザーから認知されてきた。基本的な構造自体は昔から変わらないものの、使いやすさの改善や新しいニーズに応じて、年々進化を続けている。2018年に投入した新モデル「SGX」タイプは、室内を効率よく暖める機能を搭載した。小火力、弱風量での運転時に、送風口のフラップ(羽)を下向きに傾け、温風を下方に誘導する仕組みだ。これにより、風力が弱い際に起こりがちな暖気上昇を抑え、床冷えを防ぐ効果がある。また、より遠くへと温風を運ぶことも可能にした。このほか、操作パネルに傾斜をつけ、立ったままでも操作がしやすいようにしている。一見すると既存商品と変わらないように見えて、細かい配慮が凝らされている。

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