2018年8月号
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IoT、目前に迫る市場拡大

スマートイヤホンで何が変わる? 音声通知でスクリーンから解放

山本 健太郎(ネイン 代表取締役兼CEO)

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今、多くの人はスクリーンに支配されている――。暇さえあればスマホに手を伸ばし、メッセージが届いていないか、頻繁にスクリーンをチェックする。そうしたストレスから人を解放する、音声通知にこだわった聴覚のウェアラブルデバイスが登場している。

山本 健太郎(ネイン 代表取締役兼CEO)

電車や車などで移動中、あるいは勉強やデスクワークをしているときに、スマホに何かしらの通知が届くと、そのたびにスマホを手に取って画面をのぞき込んでしまう人は多いだろう。

そのような生活を「スクリーンに支配されている」と感じ、「スクリーンからの解放」を提案しているのが、スマートイヤホンを開発しているベンチャー、Nain(ネイン)の代表取締役兼CEO、山本健太郎氏だ。

「私は前職のパイオニア時代、車で通勤していたのですが、スマホを手にしてからメールやニュースをチェックしたくて、電車通勤に変えました。そのときに、自分の行動がスマホというよりもスマホのスクリーンに支配されていると感じたんです。スマートウォッチが出てからはそれで確認していましたが、ある日、電車内で確認しようとしたら長袖を着ていて見づらかった。そのとき、イヤホンで音楽を聴いていて、通知内容を耳で確認できれば便利だと思ったんです」

ターゲットは10代、20代

北海道大学でAIを研究した後、パイオニアで音声対話やカーナビ、車載デバイスの技術開発をしていた山本CEOは、ウェアラブルを活用したサービスを事業化するために独立。2014年11月にネインを立ち上げ、2016年には世界初の音声通知に対応したスマートイヤホン「APlay(エープレイ)」をリリースした。

APlayは、Bluetooth Low Energy(省電力の近距離無線規格)でスマホとつながり、例えば、LINEで何かしらのメッセージが届くと、APlayはそれを音声で読み上げる。さらに、イヤホンのボタンを押せば、音声で返信することもできる。

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