2018年8月号
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AIの進化 本当のインパクト

「無人コンビニ」に学ぶ 質の高いデータの集取方法

月刊事業構想 編集部

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競争力の高いAIビジネスを創造するためのポイントのひとつは、特定領域で質の高いデータを保有・収集し、特殊なニーズや社会課題解決を対象としたAIソリューションを開発することだ。その参考となる取り組みをいくつか紹介したい。

久保渓 600代表取締役

マイクロマーケットの購買データ

流通小売業界のキーワードのひとつであるマイクロマーケット。コンビニが飽和する中で、より小さい商圏をターゲットにした食品自動販売機や置き菓子サービスが多数登場している。

この市場で注目を集めるスタートアップが、2018年6月にキャッシュレス型無人コンビニ「600」を発表した600社だ。コンビニの冷蔵棚のような外観で、内部の商品にはすべてRFIDタグが付けられている。専用端末へクレジットカードを通し、好きな商品を取り出すだけで、あとはRFIDを認識して料金が自動決済される仕組みだ。

キャッシュレス型無人コンビニ「600」。専用端末にクレジットカードを通し、好きな商品を取り出すだけで、商品のRFIDタグを認識して料金が自動決済される

「無人コンビニ600のターゲットは、半径1分以内、50メートル以内のマイクロマーケットです。今年1月から都内のオフィス向けに実証販売を開始し、月次30%ペースで導入企業が増えてきたことから、本格販売をスタートしました。オフィスを中心に販売し、病院やマンションにもアプローチしたいですね」と600代表の久保渓氏。久保氏は2013年にクレジットカード決済サービスWebPayを創業、同社がLINEに買収されてからはLINE Payの立ち上げに参画し、2017年6月に600を創業した。

一般的なコンビニの商品数が3,000品なのに対して、この無人コンビニは600品まで置くことができる。冷蔵の飲料や菓子、弁当のほか、文房具やマスクなどの日用品、雑誌なども陳列可能だ。導入企業や社員のニーズに合わせて品揃えを変えることができ、例えば子育て世帯が多いのならば離乳食などを置き、帰宅時の買い物の手間を減らすことができるだろう。在庫管理もRFIDタグで行われ、原則週2回の商品補充や入れ替えを行う。

残り63%

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