観光産業は好調でも人口減少は加速 「正社員」増加が創生のカギ

北海道は観光産業が活況を呈しているが、若い世代の道外流出や札幌一極集中は止まっていない。非正規比率が高いサービス産業に雇用を依存する現状を改め、大企業本社機能の札幌移転の促進などにより、正社員雇用を高める必要がある。

 

北海道では札幌市への人口集中が顕著だが、非正規従業員比率が高いという課題がある(札幌市大通公園エリアの街並み)

訪日外国人観光客が増え続ける北海道は、今や"ゴールデンルート"に次ぐ人気観光地だ。都道府県別外国人延宿泊者数3位(2016)、インバウンド消費ランキング3位(2016)という数値にもそれは明らかだろう。道内空港へのLCCの新規就航や増便、さらにはクルーズ船の来航など、インバウンド拡大は留まるところを知らない。北海道の"観光による創生"を期待する向きも多いに違いない。しかし、北海道は今、困難な課題に直面している。

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