商店街を蘇らせた若き日南市長 次のターゲットは「飫肥城下町」

昨春、2期目に入った宮崎県日南市の﨑田恭平市長。シャッター街だった油津商店街に約30店を誘致した実績に引き続き、現在は城下町の飫肥地区の再生に注力している。その背景や今後の展望を聞いた。

文・四宮 淳平 西日本新聞社記者 text by Jumpei Shinomiya

 

﨑田 恭平(日南市市長)

飫肥の城下町を再生へ

ーーー飫肥地区に着目した理由は。

私が市長になる数年前、1922年に建った洋館が市に寄付されていたことがきっかけです。かつては病院。持ち主は処分を考えていたところ、地元で保存運動が起き、それに押される格好で市に譲っていただいた。ただ、改修費だけで2億~3億円。その財源は市にありません。民間の力を借りることで、洋館を何とかできないかと考えました。

﨑田市長は、シャッター街だった油津商店街を官民一体で再生、30店の新規誘致に成功した

ーーー洋館の改修だけではなく、地区全体で再生を考える理由は。

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