岐阜県の観光は「北高南低」 匠の技の世界ブランド化に期待

飛騨・高山をはじめ、インバウンド観光の競争力で注目される岐阜県。その強みは、一朝一夕に生まれたものではなく、高度経済成長期から築かれていた。一方、南部の美濃地方には、伝統工芸の豊富な資産があり、その「革新」が期待される。

2017年4月、「ジャパン・ガイド」が180万ユニークユーザーのアクセスデータを解析して発表した「外国人が興味を持っている都道府県ランキング」において、岐阜県は全国7位にランクインした。インバウンド消費額は510億円で全国14位。

岐阜県のインバウンド観光を支えているのは飛騨地方であり、その中心地・高山市のインバウンド対策の卓越性については、近年縷々報道されている。しかし、実を言えば、(岐阜県ならびに)高山市の観光への視点は、インバウンド観光とは無縁の高度経済成長期から際立っていたと筆者は考えている。

高山市には「飛騨の里」など、外国人の人気を集める観光資源が多数存在する

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