「つくる人」が溢れる商店街 『まちでつくるビル』の挑戦

「つくる人」が集まれば、化学反応が起きる。今、岐阜市において、まちを舞台にした挑戦が広がっている。挑戦の起点になっている拠点の一つが、『まちでつくるビル』だ。

岐阜市の柳ケ瀬商店街で、月1回開催される『サンデービルヂングマーケット』。
クリエイターなどの個人が、手づくりやこだわりの商品を売る場になっており、多くの人で賑わう

大前 貴裕(ミユキデザイン 取締役)

岐阜駅から徒歩15分、柳ケ瀬の東に位置する美殿町商店街は、かつては県を代表する繁華街であり活気に満ちていた。だが、大型店の郊外進出や常連客の高齢化などにより、来客数が減少。次第に空き店舗が目立つようになっていった。

そんなまちに活気を取り戻そうと、奔走している人たちがいる。美殿町にある『まちでつくるビル』をプロデュースしたミユキデザインの取締役、大前貴裕氏もその一人だ。

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