森田健作・千葉県知事 次世代が誇れる千葉を目指す

森田健作知事は、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会という追い風を活かし、産業の活性化に向けた取り組みを推進。それと並行し、人口減少や経営者の高齢化等を踏まえ、将来のために、県内企業の99.8%を占め、日本の土台を支える中小企業の振興にも注力している。

 

 

----千葉県の産業活性化に向けた取組の方針についてお聞かせください。

森田:私は、「人とモノ」がスムーズに流れてこそ産業の活性化につながると考えています。知事に就任して以来、東京湾アクアライン800円化や圏央道等の広域的な交通ネットワークの整備に取り組んで来たことで、県内各地から成田・羽田両空港に1時間以内で行くことができるようになっただけでなく、東京都心を経由せずに東日本と西日本を結ぶ結節点となるなど、本県の立地ポテンシャルは飛躍的に高まっています。

本格的な人口減少社会の到来や経済・社会のグローバル化の進展など、経済を取り巻く環境が大きく変化する中、2020年東京オリンピック・パラリンピック8競技の県内開催などの追い風をチャンスとして捉え、次世代が誇れるような光り輝く千葉へ、更に飛躍を目指していくことが重要です。

そこで、本県では、平成29年10月に新総合計画「次世代への飛躍 輝け!ちば元気プラン」を策定し、本県産業の活性化に向けた取組として、東京湾アクアライン、圏央道、成田空港、幕張メッセ、そして風光明媚な観光資源や全国に誇れる農林水産物などの千葉のポテンシャルを活かして、県経済の活力を生み出す産業の育成や、企業立地の促進、観光振興、さらには本県経済の活性化を支える人づくりなどに重点的に取り組んでいくこととしています。

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