福岡でベンチャーキャピタル 地方発の起業、課題はどこに?

東京で起業家支援の経験を積んだ若手ベンチャーキャピタリストが、福岡で独立。スタートアップへの投資だけでなく、人材育成にも力を入れる。学生起業家の登竜門イベントを仕掛けるなど、民間による支援環境づくりに挑んでいる。

エフベンチャーズは、学生スタートアップの登竜門イベント「TORYUMON」など、多彩なイベントを開催。福岡で起業のエコシステムをつくり出そうとしている

両角 将太(F Ventures 代表)

起業家支援のサムライインキュベート(東京都品川区)において、数々のイベント企画を仕掛け、大企業との連携などでも実績を残してきた両角将太氏が、独立して福岡にUターン。2016年2月にベンチャーキャピタル(VC)、F Ventures(エフベンチャーズ)を設立した。

名称の「F」には、「Family、Fukuoka、Future」の3つの意味が込められており、それは福岡でVCを立ち上げた理由にもつながっている。

「VCは東京に一極集中していて、地方のスタートアップ支援環境は未整備です。私は福岡出身で、地元の発展に貢献したいと考えました(Family)。また、福岡市は『グローバル創業・雇用創出特区』に指定され、挑戦できる環境が整っています(Fukuoka)。さらに、福岡市は政令市の中で最も10代・20代の割合が高く、若者たちが未来を変えるイノベーションを起こせる都市です(Future)」

「新しい常識」をつくるのは若者

エフベンチャーズは、シード・アーリーステージ(設立準備期、成長初期)を対象に、1社当たり300万~1000万円程度を投資する。

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