2017年12月号
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IoT、目前に迫る市場拡大

現実世界にアニメキャラを召喚 世界初のバーチャルホームロボ

武地 実(Gatebox 代表取締役)

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好きなキャラクターと「一緒に暮らせる」デバイスを開発。約30万円の価格ながら、300台限定の予約販売は1ヵ月で完売。Gateboxが開発したユニークなIoTデバイスは、着々と現実世界を変えている。

武地 実(Gatebox 代表取締役)

世界初で生み出された、好きなキャラクターと一緒に暮らせるバーチャルホームロボット『Gatebox』。円筒状のボックスの中に、「初音ミク」やオリジナルキャラクター「逢妻ヒカリ」などが現れ、人とコミュニケーションをとってくれる。また、IoTデバイスとしても機能し、さまざまなモノや情報とつながり、テレビをつけるなど家電の操作もできる。

開発したのは、2014年2月に設立されたスタートアップ、Gateboxだ。CEOの武地実氏自身が初音ミクのファンであり、『Gatebox』の開発は自分の夢をカタチにするための挑戦だった。

あえて実現が難しい夢に挑む

バーチャルホームロボットを企画した当初、本当に開発できるのか、武地CEOにも実現の可能性は見えていなかった。

「スタートアップは、まずはお金や応援してくれる人を集めなければなりません。夢があるものに挑戦しないと、人から応援してもらえない。これが大企業だったら、事情は異なると思います。実現の可能性が高くないと、予算が出ないことも多いでしょう。僕は逆に、絶対に実現できそうもない大きな夢に挑戦しようと決めました」

武地CEOが描いた夢は「キャラクターと一緒に暮らしたい」。そのためには、現実の中に溶け込むように、キャラクターが存在する必要がある。

アニメやSFで、ホログラムの立体映像が人とコミュニケーションをとる光景は何度も描かれてきた。それは、多くの人が想像しやすいイメージだ。しかし、それをBtoCの一般向け商品として事業化した人はいなかった。

「バーチャルホームロボットを実現するには、ハードからコンテンツまで、すべて自分たちでつくる必要があります。映像表現の技術を持つ会社はコンテンツを制作しませんし、キャラクターコンテンツを扱っている会社もハードまではつくりません。その点も、これまで『Gatebox』のようなデバイスが生まれなかった要因だと思います」

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