地域の理想の姿から、シティプロモーションを考える

動画、WEB、SNS、イベント、地域キャラクターなどの手法で、シティプロモーションに力を入れる傾向が強くなってきた。それに伴い、編集部では自治体から相談を受けるケースが増えて来ている。本稿では、現在の課題を分析し、提案をする。

流山市(千葉県)の公式PRサイト。「母になるなら、流山市」は、非常にわかりやすいメッセージだ 出典:流山市ホームページ

最も多い相談内容は、
効果的な施策とKPI

編集部に自治体から寄せられるシティプロモーションについての最も多い相談内容は、「効果的な施策は何か?」ということと、「効果を客観的に計測する手法および、その効果の指標となるKPI設定」についてである。

「効果的な施策は何か?」という問に対しては、「何を持って、効果があったとするか」と伺うようにしている。すると、例えば、動画であれば再生回数、WEBであればPV(ページビュー)数やUU(ユニークユーザー、WEBサイトへの訪問者)数を、低い費用で多く集め費用対効果が高いことと、殆どの場合に説明を受ける。では、その動画やWEBは、「何のために作っているか?」、「どのような成果を得たいのか?」というと、「移住者を増やす」「交流人口、観光客を増やす」「シビックプライドを醸成する」などの回答が返ってくる。しかし、その動画やWEBで、本当にそのような成果が得られたか、と伺うと、実際のところ、その因果関係は、不明だという。また、そもそも、なぜ、「移住者を増やしたいのか」「交流人口、観光客を増やしたいのか」「シビックプライドを醸成したいのか」、と問うと、明確な答えを持っていないケースが多い。

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