コンテナ建築で実現した「成長する商業施設」 上越市フルサット

北陸新幹線・上越妙高駅前の複合施設「フルサット」は、コンテナを建築に活用することで、小規模事業者へチャレンジ機会を提供することや、事業拡大に合わせて順次施設を拡張するビジネスモデルを実現した。

2016年6月にオープンした「フルサット」。上越妙高駅前広場にコンテナが扇状に並ぶ

北陸新幹線開通にあわせて新設された上越妙高駅(新潟県上越市)の東口広場に、2016年6月にオープンした「フルサット」は、大小のコンテナで構成された風変わりな複合商業施設だ。それぞれのコンテナには飲食店や物販店が入居、地元食材を活かしたメニューや、特産品の販売を展開している。施設は100%民間資本で建設・運営。コンテナを活用して中小規模事業者が力を合わせるというまちづくり手法が、全国から注目されている。

平原 匡(北信越地域資源研究所代表)

地域のアイデンティティを発信

フルサットを企画・運営するのは、 北信越地域資源研究所の平原匡代表。上越市出身で、大学で建築学を学び、佐渡島で文化振興や観光まちづくりに関わったあと、2012年に上越市に帰郷した。「2015年3月の北陸新幹線開業で、上越妙高駅周辺の開発が進むのは間違いない、地元で新幹線を活かしたビジネスをしようと考えました」

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