2017年7月号
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デジタルと店舗の融合

バッドロケーションに賑わいを 想像から創造を生み出す「強さ」

安藤 文豪(バルニバービ 常務取締役COO)

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人通りが少ない、寂れているなど、一般的な飲食店が二の足を踏む立地に出店する「バッドロケーション戦略」で成長し、売上高が100億円に迫る勢いのバルニバービ。同社は、「飲食」の枠組みにとどまらない店舗開発を推し進め、地域に賑わいをもたらしている。

JR大津駅に直結、飲食店だけでなくカプセルホテルも併設する複合施設『ザ・カレンダー』。陶芸体験や着物教室など、イベントの開催にも力を入れている

安藤 文豪(バルニバービ 常務取締役COO)

「2011年にここに店を出す前、土曜日に店前の通りを歩く人を数えたら、丸1日で50人もいなかったんですよ」

さまざまな業態の飲食店を76店舗運営し、売上高が100億円に迫る勢いのバルニバービ。常務取締役COOの安藤文豪氏は、蔵前の隅田川沿いに位置するバルニバービ運営の複合商業施設『MIRROR(ミラー)』7階のラウンジで、そう言って笑った。

『ミラー』は、年間約20万人が来店するカフェ、バー、ギャラリーが併設する人気スポットだ。オープンしてから6年が経つが、1、2階に入っているカフェは今もランチタイムに行列ができている。

もともと、『ミラー』のある蔵前は町工場が並んでおり、若者が足を運ぶような地域ではなかった。それが今では、外国人だけでなく日本の若者も多く泊まりに来るゲストハウス、洗練されたレストラン、ショップなどが軒を連ねる注目のエリアになっている。

「立地」という観点で見ると、人がその通りを歩いていなくても、周辺には人がいる場所がある。求心力のある店舗がオープンすることで、新しい人の流れが生まれ、まちに賑わいがもたらされているのだ。

バルニバービは、人通りが少ない、活気がなく寂れているなど、一般的な飲食店であれば二の足を踏む立地に積極的に出店する「バッドロケーション戦略」で成長してきた。2015年10月には、東証マザーズに上場。近年、業績を急拡大させている。

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